発売当時の思い出と共に語る、
『私が勝手に選ぶ、車名別・歴代カッコいいモデル選手権』
今回は<ニッサン・セドリック/グロリア/シーマ>です。
私が選んだ<セドリック/グロリア>カッコいいモデルNo.1は…、
<Y32・4ドアハードトップ グランツーリスモ> 発売開始時期;1991年6月

丸型4灯のヘッドライトがスポーティに見えて、
如何にも走り屋ご用達って感じでカッコイイ!
では、スポーツグレードにグランツーリスモが設定された
Y31型以降のセドリック/グロリアについて順番に説明を…。
<Y31型> 発売開始時期;1987年6月
前型<Y30型>の直線的なデザインから、
角に丸みを帯びた面に張りのあるデザインに変更。
このデザインコンセプトは、このあと登場する同じ4ドアハードトップの…、
U12・ブルーバード(1987年登場)
C33・ローレル(1988年登場)
R32・スカイライン(1989年登場)
にも続いて採用されます。
基準ボディの全幅は1,695mmで、2リッターエンジン搭載車がある都合上、
まだ幅広(1,701mm以上)ボディではありません。
なお、ピラーレスタイプの4ドアハードトップはこの世代で最後となります。
<Y32型> 発売開始時期;1991年6月
1989年の自動車税区分変更で、
基本ボディが幅広(1,745mm)3ナンバーボディに。
このモデルでは4ドアセダンをラインナップから無くし、
4ドアハードトップは
セダンとハードトップを足して2で割った感じのピラードタイプに。
遂に、厳しくなった側面衝突安全性を考慮して、
ニッサン4ドア車伝統のピラーレスタイプに終焉の時が…。
そして、何と言ってY32型の一番の特徴は、
ラグジュアリー系のブロアムと、
スポーツ系のグランツーリスモのフロントフェイスを大きく差別化した点。
ブロアムは大人気となったFPY31・シーマのヘッドライト同様、
今までヘッドライトの外側に付いていたオレンジ色のコーナーランプを独立させ、
ヘッドライトをサイド側へ回り込ませないデザインに。
グランツーリスモはブロアムとはまったく違う丸形4灯のヘッドライトを採用。
すると、何と不思議なことに非常にスポーティな顔に見えてカッコいい。
<Y33型> 登場時期;1995年6月
前型のY32型から引き続き、
グランツーリスモは好評だった丸形4灯ヘッドライトを採用。
ボディサイズは前型のY32型から…、
ホイールベース;2,760mm→2,800mm
全長;4,800mm→4,875mm
全幅;1,745mm→1,765mm
と、若干拡大。
ただ、Y32型の引き締まった感じのボディデザインと比べると、
ちょっと間延びした感じがしてスポーティ感をスポイルしているかも。
<Y34型> 登場時期;1999年6月
ここまで4年でのフルモデルチェンジを継続。
ホント、当時の自動車業界の開発力は恐るべしです。
さて、このモデルでデザインイメージを大幅にチェンジ。
それまでグランツーリスモの特徴だった押しの強い丸形4灯ヘッドライトは、
丸形4灯をレンズカバーで覆って、デザイン的に目立たないカタチに。
これは、グランツーリスモのイメージがあまりにも強すぎて、
高級車のセド・グロが走り屋ご用達クルマになってしまったのを
少し冷やす意味があったとも言われていますが…。
さらに、セドリックはラグジュアリー性をアピールしてブロアムに、
グロリアはスポーティ感をアピールしてグランツーリスモに
大きく分けることに。
そして、迷走気味になったセド・グロのイメージを一旦リセットするため、
2004年登場の次モデルから車名をフーガに変更。
ボディタイプも4ドアセダンに変更。
まぁ、この頃から側面衝突安全性の強化で、
各メーカー4ドアハードトップタイプは次から次へと消滅。
トヨタも…、
クラウンが1999年登場の11代目から
マークⅡが2000年登場のX110型から
ハードトップは消滅してセダンオンリーに。
最後に、Y31・セドリック/グロリアから派生した
初代・シーマについて…。
全幅は3ナンバー専用ボディの1,770mm
搭載エンジンは3リッター(VG30DET/VG30DE)のみ
と、セド・グロの兄貴分的な高級車として1988年1月に登場。
当時はバブル全盛期で、高級車が売れる時代にマッチして大ヒット!
デザイン的にも無駄を省いたプレーンで伸びやかな感じが良かったです。
ただ、全長;4,890mm×全幅;1,770の大きすぎるボディサイズは、
当時の立体駐車場に止められないとかの問題もありましたが…。(笑)
このシーマの登場は当然ライバルのトヨタを刺激。
クラウンの上のクラスとして、シーマの更に上をいく…、
セルシオ/レクサス・LS400(1989年登場)
搭載エンジン;4リッターV8(1UZ-FE型)
全長;4,995mm×全幅;1,820mm
クラウンマジェスタ(1991年登場)
搭載エンジン;4リッターV8(1UZ-FE型)/3リッター直6(2JZ-GE型)
全長;4,900mm×全幅;1,800mm
の呼び水となりました。
尚…、
初代・クラウンマジェスタの元となったS140・クラウン(1991年登場)は、
主な搭載エンジン;
3リッター直6(2JZ-GE型)/2.5リッター直6(1JZ-GE型)
全長;4,800mm×全幅;1,750mm
と、マジェスタとは差別化され、ちょっと高級感抑えめな感じになりました。